尽くしてくれた子供に対する遺言による配分
生まれ落ちた子は、我が子なら皆可愛いはずです。しかし、子供もやがて大人になり、一つの人格を持った存在ですから、性格や行動も多種多様です。親である自分が年老いた後、側に居て色々と世話をしてくれた子供と、遠方にありて、無関心な子供と、そのどちらでも無い子供と、様々だと思います。
そんな中で、自分なりの人生を振り返り、後の事を整理しようと考えた時、つまり、本気で終活を意識した時、遺言書を作成するのもありかなと思います。むしろ、最近のトレンドになりつつある様です。
エンディングノートは、自分しか知らない、昔お世話になった人への感謝の気持ちとか、葬儀をどの規模で誰を呼んで欲しいとか、葬儀場で流して欲しい音楽とか等を書き留めて置くノートです。これを残して置けば、残された者も助かるし、何よりも自分自身の気持ちを整理することが出来るでしょう。
これに対し、遺言書は、自分の財産を誰にどれだけ与えようかという側面です。遺留分という問題はありますが、やはり、自分に尽くしてくれた者には、それなりの感謝の気持ちを遺贈というかたちで示す事が出来ます。人の心情として、当たり前ですよね。そうやって、法定相続分とは異なる遺産の配分をした気持ちを、遺言書の末尾に、「付言事項」として残して置けば、法定相続分よりも少ないと憤慨した相続人も、故人の真意を知ることで少しは気持ちも沈静化すると思います。
こう言う意味もあり、私は、地域の皆様方に遺言書を奨めて行きたいと思っています。
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